記事追加の前に!士業ホームページ運用に必須の6つのルーチンワーク

士業ホームページのルーチンワーク

事務所ウェブサイト(ホームページ)、業務特化型ウェブサイト、スタッフブログ、そして最近はFacebookページなどのSNSと、ウェブ上で士業が営業手段として活用できるツールは多々あります。

これらを運営していく上では、まず「とにかくコンスタントな更新」「日々の記事(コンテンツ)追加」が欠かせない基本となるとのことで、できるかぎり短いスパンでの更新を試みている士業事務所さんもいらっしゃると思います。

近年は、どれだけウェブサイトを訪問してくれた方へ的確かつ便利な情報を提供しているか(し続けているか)が、検索結果への反映では重視される傾向が強まっています。従って、できるだけウェブサイトを更新して動かす、生きているウェブサイトであることをアピールすることは大事です。

しかし、新たなコンテンツを追加することだけが日課になってしまうと、次第にそれ自体が目的化してしまい、ウェブサイト本来の目的から逸れ、数ヶ月後、1年後には本末転倒の事態に陥らないとも限りません。

士業ウェブサイトで取り入れたいルーチンワーク

そこで、新たなコンテンツの追加のみをルーチンワークとして回すのではなく、記事追加の前に、当該ウェブサイトが間違った方向に進んでいないか、チェックする作業を取り入れたいところです。

具体的には、記事追加前に以下のような作業を組み込むことになります。毎日何を確認したらいいのかよくわからない、という方は、参考までにざっと目を通してみてください。

  1. アクセス解析の推移
  2. 検索語句で検索結果に表示される競合ウェブサイト
  3. 主とする検索語句の検索結果での順位変動
  4. 受電やメールに繋がったアクセスの検索キーワード
  5. 数週間前に追加したコンテンツ(記事)の見直し
  6. リスティング広告の状況(競合確認含む)

並べてしまうと、やけに作業量が多く感じられるかもしれませんし、また実際、慣れないうちは時間がかかってしまうかもしれません。が、これらの作業をコンテンツの追加前に行うことによって、日々ウェブサイトの軌道修正が図りやすくなります。

※以下、A、B、Cで重要度を表示しますが、Aはできるだけ毎日確認したいもの、Bは数日に一度は確認したいもの、Cは1ヶ月に1度は確認したいものとして区別しました。

1.アクセス解析の推移(B)

まずアクセス解析の画面ですが、可能ならパソコン画面上に常時表示したままにしておくのがおすすめです。そして、慣れないうちは訪問者の数がどのくらいなのか、なんとなく見ておく程度で構いません。

特にウェブサイトの立ち上げ当初は、昨日より数人増えた!とか先週より数十人増えた!と一喜一憂しても、その時々でばらつきが激しいためあまり意味がありません。とはいえ、だからといって全然アクセス解析を確認しないのに比べれば、数日に1回、なんとなくでも見ておくほうが、アクセスの推移や管理画面自体に慣れるためおすすめです。

2.検索語句で検索結果に表示される競合ウェブサイト(B)

これはどういうことかと言いますと、まずアクセス解析を見ると、誰かが検索して実際に訪問した際の検索語句が確認可能ですね。そして、その検索語句で実際に検索したとき、どのような競合ウェブサイトが検索結果に並ぶのか、そして貴事務所のウェブサイトはその中でどのように映るのか、自分で確かめてみるという意味です。

アクセスのデータとして検索語句だけ見ていると、「ああ、こういう検索語句でも探す人がいるんだな」ということには気づきますが、その検索語句で検索した結果が、どのような状況になっているのかはわかりません。言い換えるなら、訪問者がどのような道程を辿って、どんな風景を見て貴事務所のウェブサイトに立ち寄ってくれたのかがわかりません。

自分であらためてその検索語句を使って検索結果を表示させることで、そこに表示される競合と比較して、貴事務所の検索サイトでの表示(記事タイトルやディスクリプション(説明文))は目立つのか目立たないのか、何ページ目に表示されているのか、などがより具体的に把握できるようになります。

また同時に、日々訪問者が検索サイトに打ち込むキーワードというのは、かなりニッチでマイナーな単語の組み合わせの場合も多いです。そのような検索語句で実際に検索してみると、他に検索結果に並んでいるウェブサイトはそのこと自体に触れておらず、貴事務所のみ思わぬ入口(ウェブサイトにより訪問者を増やせる手段)を発見する可能性も十分ありえます。

 3.主とする検索語句の検索結果の順位変動(C)

「この単語の組み合わせなら、依頼に繋がる可能性が高いだろう」との考えの下、一番注力してウェブサイト上でも対策を練っている(いわゆる内的なSEOを行っている)語句を検索サイトで調べた際、貴事務所が何番目(何ページ目)の順位に表示されているかの確認です。

おそらく今回挙げているルーチンワークの中では、この検索結果の順位変動は一番捕らわれやすい(取り憑かれやすい)項目です。「先週より1ページ前に表示された!」とか「突如、圏外に吹き飛ばされた!」といった状況を確認して、飛び跳ねたり暗く沈んだりするアレのことです。

確かに主要な検索語句での上位表示は、受任に至る率を高める可能性を秘めるものなので魅力的に映ります。しかし、ここにこだわりすぎてしまうと、検索順位の変動に振り回され、結果、長い目で見るとマイナスにしかならないSEO対策をいくつも短期的に施してしまう危険性が非常に高くなります。

重要な検索語句の順位変動は、状況確認のパラメータの一つとして機能しますから、無駄とは言いません。また、1番目に触れたアクセス解析上の訪問者が突如大幅に増えたとか、減ったという場合には、確認してみる項目になります。が、これはルーチンワークとして取り入れ過ぎている事務所さんが多いので、そうでなければ逆に「月に1、2回程度にしませんか」と提案したいところです。

それよりも、日々のルーチンワークでは2番目に触れた個別の検索語句による検索結果の表示と、本当の入口ページの充実が大事です。ある一つの主要ワードに捕らわれてしまったり、トップページの改修のみにこだわってしまうことは、実際の訪問者の動きを無視した意味のない改修に至りがちです。

4.受電やメールに繋がったアクセスの検索キーワード(A)

導入しているアクセス解析ツールによっては、訪問者がどのページから訪問し、どのページを辿って最終的なお問い合わせフォームにたどり着いたのか、簡単に把握できる仕組みのものがあります。

この仕組み(アクセス解析の機能)を使って、お問い合わせに至った人がどのような検索語句でたどり着いたのか、しっかり確認し、その検索語句はノートなどに控えておくべきです。

他の検索語句と比較して、実際にお問い合わせに繋がった検索語句ですから、それを利用して新たなコンテンツを追加できないか、検討する大事な参考資料となります。

この点、では受電の場合は最終的なアクションがアクセス解析から把握できず、さかのぼることができないのではないか?と思われるかもしれません。実際そのとおりなのですが、たとえばGoogleのリアルタイム解析を画面上に常時表示させておくことで、電話をかけてくれた方がどんな検索語句で訪問されたのかは、結構高い頻度で把握ができます。

理由は、ウェブサイトを画面に表示させながら電話をかけてくる方が多いこと、また士業のウェブサイトに限っては、リアルタイムでそのとき100人以上がアクセスしているといった状況は稀であり、たとえ数人のアクセスが重複しているときでも、電話の内容からどの訪問者なのか絞ることは容易だからです。

5.数週間前に追加したコンテンツ(記事)の見直し(A)

新たなコンテンツ(記事)を追加する前に、ちょうど1ヶ月前くらいに更新したコンテンツを再度読み直してみて、おかしな表現や至らない説明などを直します。1ヶ月も経過すると、そのコンテンツを客観的に見ることができるため、わかりにくい言い回しや思い込み・勘違いによる間違い、そして誤字などに気づきやすくなるためです。

あるいは、リアルタイムのアクセス解析を見ていると、いま実際に訪問者が読んでいるページが把握できます。そのとき、そのページを同時進行でご自身でも読んでみることはコンテンツ改善にかなり役立つのでおすすめです。「いま、読まれている!」という緊張感を持ってコンテンツ(記事)を見返すと、至らない表現や依頼に繋がりにくい表現が、目に強く飛び込んでくることが多いからです。

6.リスティング広告の状況(競合確認含む)(B)

自然検索ではなく検索サイト上に表示されるリスティング広告(PPC広告)を活用されている事務所さんなら、リスティング広告の各広告文、キーワードでどのような反応が出ているのかは、できるだけ目を通したほうが状況改善に繋がります。

慣れないうちは重要度Aとして、毎日覗いてみるくらいでちょうどよいと思います。ただし、この場合も検索順位のチェックと同様、その日その日のデータ上下動に振り回されて、すぐ手を入れて変貌させすぎないよう注意してください。データはある程度溜まらないと、具体的な修正点が浮き立ってきません。(クリック単価など、細かな調整はその都度行うにしても)

また、リスティング広告の管理画面だけでなく、実際の検索結果に表示される競合事務所のリスティング広告も、貴事務所の広告と比較対象しながら確認しておくと様々な修正のヒントが得られます。

 7.コンテンツの追加(A)

そして最後に、上記の状況をひととおり確認した後、貴事務所のウェブサイトへコンテンツ(記事)の追加を行うことになります。

 目的が主であり、手段は従であることを忘れずに

これらの手順を踏まえておくと、「こんなコンテンツなら反応がありそうだ」「このようなコンテンツを追加する予定だったが、アクセス解析のデータからはあまり意味がないかもしれない」という判断の下、新たなコンテンツを追加できるので有意義です。

士業ホームページ活用の基本的な考え方

これらはすべて、何のために、どの部分を強化することで、どのような目的を達するのか、という士業ウェブサイト活用の基本的な考え方に沿って行うものです。(以前に掲載した表を、再度掲載しておきます)

たとえば主要な検索語句で上位表示を目指すのは、依頼に繋がりやすい訪問者を呼び、最終的な反応率の上昇を目的としているはずです。であるなら、手段は主要な検索語句の順位上昇に限られないわけですから、順位上昇のために小さな修正を延々と繰り返すよりも、同様の目的を達成できる別の手段はないか、考えて実践するほうが近道の場合も多いのです。

The following two tabs change content below.
営業用ウェブサイトの制作や集客・活用のコンサルティングに10年超携わっています。 クライアントさんは主に行政書士、社労士、司法書士、税理士、弁護士等の士業事務所さんで、士業サイトの制作実績は現在約500サイト。

士業ホームページ制作に関するご依頼・ご相談

士業事務所様のホームページ制作に関するご依頼やご相談は、以下のメールフォームにて承っております。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

電話番号(必須)

ご希望の連絡先(必須)
メールにご連絡お電話にご連絡どちらでも可

事務所名(必須) ※開業前の場合は「開業準備中」とご記入ください。

事務所のある(事務所を置く)都道府県

ご希望の相談場所(直接の相談をご希望の場合のみ)

お問い合わせの内容

ページトップへ戻る