
ホームページ(ウェブサイト)をスマートフォンで確認する人の割合は、年々増加の一途をたどっています。士業さんの取り扱う業務の内容によっては、スマホからの閲覧者が7割、8割を占めることもあるため、スマートフォンユーザーの割合の確認と、ウェブサイトのスマホ対策は以前より格段に重要度を増しています。
ということで、今回は訪問者に占めるスマートフォン(ユーザー)の割合の確認方法と、ウェブサイトのスマホ対策の確認方法について。
ウェブサイト訪問者に占めるスマートフォンユーザーの割合
ウェブサイト訪問者のうち、パソコンを使っている人、スマートフォンを使っている人、タブレット等を使っている人の割合は、Google Analyticsなどのアクセス解析を導入していればすぐ確認ができます。
(「まだGoogle Analyticsは導入してないんだよね」という士業さんは、活用しなくてもいい!Google Analyticsを導入だけしておこうを参照ください)
Google Analyticsなら、左側のメニューから「ユーザー > モバイル > サマリー」と進むだけでデータが確認できます。
表示を円グラフにしたほうが分かりやすいので、下の画像で赤丸を付けたボタンだけクリックしてください。
これで、そのウェブサイトを訪問した人に占めるパソコン利用者、スマートフォン利用者、タブレット利用者の割合が一目瞭然になります。
上のデータのウェブサイトは、パソコン利用者の割合が6割以上を占めていて、スマートフォンの割合は3割5分程度です。下はこのブログの現在までのアクセスデータに基づく円グラフですが、だいたい五分五分といったところですね。
ちなみに、メニューで1つ下に表示される「デバイス」の項目をチェックすると、より具体的にどのような端末でアクセスした訪問者が多いのか確認することができます。
スマートフォン(モバイル端末)の中では、iPhoneの割合が圧倒的ですね。スマートフォン対策はまず「iPhoneで問題なく閲覧できるか」が重要なことがわかります。
パソコンとスマートフォンの割合というのは業務内容だけで決まるものではなく、士業さんの側では同じサービスを提供する場合でも、対象者をどのような層にするかによって、同じ業務であっても比率はかなり異なってきます。
外出先から確認することが多い層や主婦層をターゲットとするときは、当たり前ですがスマホ比率がグッと上がります。
最近はスマートフォンでウェブサイトをいくつか調べて、後でパソコンでじっくり読むという人も増えていますね。
ウェブサイトはスマートフォンからの閲覧に適しているか
もしアクセス解析データを確認してスマートフォンユーザーの割合が5割を超えていたら、何らかのスマートフォン対策は行っておくべきでしょう。
そのウェブサイトがスマートフォンからの閲覧に適しているかどうかは、Googleのモバイルフレンドリーテストを利用することで、簡単に確認できます。
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
URLの入力欄に、確認したいウェブサイトのURLを入力して「URLをテスト」ボタンをクリックすれば、数十秒から1分程度で診断が完了します。
問題なしと診断された場合は、次のような画面が表示されます。
もしモバイルフレンドリーではないと判断された場合は、パソコン版とスマートフォン版で2つのウェブサイトを用意する、両者を異なるCSSで別のデザインとして表示させる、レスポンシブデザインを採用して幅広い端末からのアクセスに対応させる、といった対策を取っていくことになります。
スマートフォンユーザーの比率が高いのにモバイルフレンドリーテストでNGが出てしまうときは、スマホ利用者がウェブサイトに訪問した直後に離脱している(直帰している)可能性が高いです。
「アクセスはあるんだけど、問い合わせは無いんだよなぁ」というウェブサイトの原因は、もしかするとスマートフォンからの閲覧性が著しく低いことや、スマートフォンからだと電話やメールの問合せがしにくいことかもしれません。早急に改善を検討しましょう。
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